病んでる人の対応方法!【病んでる人のにかける言葉、特徴、行動】


病んでる人の特徴

表情が乏しい

病んでる人は、表情が乏しく目が虚ろであることが多いです。
病んでいると感情が鈍くなるので、楽しい、嬉しいといった気持ちを感じることができず、笑えなくなります。

感情がなくなることで、笑うこと以外にも、泣くことも怒ることもできなくなってしまいます。
口角をあげると幸せホルモンが出るといわれていますが、病んでる人は殆ど無表情。

幸せホルモンが分泌されず余計病んでしまうという、負のループに陥ってしまうのです。

体型に変化が見られる

ストレスが多いと、人は塩気の濃いものを好むようになるといわれています。
インスタント食品やジャンクフードを食べていると体が浮腫み、結果的に脂肪が増えることに繋がって太ってしまうのです。

逆に、ストレスによって胃の調子が悪くなり、何も食べたくない状態になることもあります。
食が細くなったり、食べても吐いてしまうので、このときは体が痩せ細っていきますよね。

以上の理由により、病んでる人は体型が変わってしまうのです。

清潔感がなくなる

病んでる人は、何をするのも面倒くさく感じ、人と関わることも少なくなります。
なので、お風呂に入ったり、体のケアをすることすら怠ってしまい、清潔感がどんどん無くなっていくのです。

洋服のケアも雑になるため、しわになっていたり、襟元がよれよれになっても気にしないで着用してしまいます。
病んでいて頭がぼんやりしているため、体のケアや服のことまで思考が回らなくなってしまうのです。

髪につやがなくなる

病んでいると食事内容も雑になってしまうため、食べるときに手のかかる野菜や海草などを積極的に摂らなくなります。
ミネラル不足によって、髪に栄養が行き届かないことや、髪のケアをする心の余裕がないため、髪質がぱさぱさになってしまうのです。

また、病んでいるときは人と会ったり会話することが苦痛に感じられるので、美容院にも滅多に行かなくなります。
なので、髪からハリやツヤが失われてしまうのです。

目の下にクマができる

病んでる人は、ストレスによって自律神経のバランスが崩れてしまい、その結果睡眠不足を招きます。
なので、寝不足によるに青いクマが現れてしまうことが多いのです。

通常通りなら、クマが出来ても蒸しタオルで血行を良くしたり、お化粧でカバーできますが、病んでる人はクマができたことすら気付いていないこともよくあります。
あまり人と関わったり外出しない分、スマートフォンやパソコンの画面を見ている時間も長くなり、眼精疲れによる血行不良からクマができてしまうこともあるようです。

猫背

病んでる人はうつむきがちで、猫背になっています。
猫背になると脳の働きが悪くなったり、肺がちゃんと動かなくなるため、呼吸が浅くなって副交感神経が働かず、自律神経のバランスが乱れてしまいます。

猫背を改善すると鬱病の症状が軽くなるといわれていますが、病んでる人は猫背もネガティブ思考になる1つの原因かもしれません。
猫背によって体型が崩れてしまったり、老けて見えてしまうこともあるので、自分の見た目の劣化に対して更に病んでしまうこともあるようです。

人と関わらなくなる

病んでる人は、人と関わるのが嫌になります。
自分の悲惨な状況を下手に励まされても落ち込むし、周りと比較して自分のダメさを感じてしまうためです。

全てに対して悪い方向に受け取ってしまうので、人と関わることでストレスが増大してしまいます。
また、人と会うために最低限の身支度をすることすら困難に感じられるため、できるだけ人と関わらないようになってしまうのです。

思考や発言がネガティブ

病んでる人は何もかもネガティブに捉えてしまいます。
たとえ褒められたとしても、何か裏があるんじゃないか、本当は馬鹿にしてるくせにと考えてしまうことが多いです。

また、発言するときも「どうせ自分はだめなので」というように、自分を下げるような言葉が多くなります。
SNSでネガティブな発言を繰り返してしまうのは、本能的にSOSを出しているのかもしれません。

攻撃的

病んでる人の中には、攻撃的になってしまうタイプもいます。
自分の身の回りに起こること全てが、自分を批判しているように感じてしまうので、それに対して憤り、他者を攻撃してしまうのです。

普段の会話の中でも人の悪口を言ったり、批判ばかりを言うようなります。
怒りという形で他者を威嚇することで、弱く傷つきやすい自分を守っているのかもしれません。

無気力

病んでる人はとにかく無気力です。
何をするにも億劫に感じられ、活力が全くありません。

ストレスなど色々な要因によって脳の働きが悪くなってしまい、体が思うように動かせなくなってしまうのです。
この症状が出たとき、鬱病が進行しているときがあるので注意が必要です。

病んでる人の行動パターン

引きこもりがち

病んでる人は、あまり外出せず家の中に引きこもりがちです。
全てに対して無気力になってしまうので、身だしなみを整えるのも面倒くさいし、外出して知り合いに会う可能性があるのも恐怖に思えてしまいます。

ちゃんと者や完璧主義者ほど病みやすい性質を持っているので、外出するハードルも高く設定されているのです。
コンビニに行くにも奇麗な格好をし、遭遇した知人に対しても完璧な自分でいなければなりません。

病んでいる状態だと、その全てが面倒くさく感じ、体も思うように動いてくれないので、惨めな自分を見せるよりも引きこもっていたほうがマシ、ということになるのです。

突然仕事を辞める

病んでる人は、突然仕事を辞めることがあります。
仕事上でストレスが原因で病んでいるとき、実際に体調不良が現れて出勤できなくなってしまうことも珍しいことではありません。

精神的に限界が来るまで頑張り続けてしまったとき、突然出勤できなくなり、そのまま退職してしまうということも考えられます。
病んでいる自覚もないまま限界まで働いてしまうストイックなタイプほど、このような傾向にあるようです。

突然旅に出る

病んでる人は、自分の知り合いが1人もいない場所などにふらりと旅に出てしまうことがあります。
突発的に行動するので、周囲を驚かせますが、環境を変えることで気持ちをリセットさせようとしているのかもしれません。

突然泣き出す

病んでる人は、基本的に情緒不安定なので、突然ポロポロと涙を流し始めることがあります。
過剰にストレスがかかっていて、自律神経失調症鬱病の初期症状が現れているときもあるので、注意が必要です。

何も考えていないのに、帰り道や人と会う前などの特定のタイミングで涙が止まらなくなってしまうことがあるようです。
涙が出る時、自律神経の副交感神経働いて脳がリラックスしている状態になります。

涙が止まらないというのは、それほどストレスが過剰にかかっている脳や心を強制的に休ませているのかもしれません。

突然キレる

病んでる人は常に自分で自分を責め、他人の目や何気ない言葉も全て悪いように受け取ってしまうため、それがイライラする形で蓄積する人もいます。
なので、些細なことで感情のバケツが溢れてキレてしまい、周囲の人からすると「突然キレる危ない人」と思われてしまうのです。

そのような人ほど、病んでいない時は人の気持ちを汲み取れる良い人であることが多く、人望が厚いのが特徴です。
人の気持ちに敏感な優しい人ほど、ストレスを抱えやすいことが分かりますね。

夜行性

病んでる人は自律神経が乱れているため、夜に眠くなり朝起きるという生活習慣が崩れます。
そして、他人と関わりたくないということもあり、多くの人が就寝している時間に活動しだすのです。

24時間営業のコンビニで食料調達ができ、インターネットが繋がれば夜中でも娯楽があり買い物もできるので、悠々自適な生活に見えます。
しかし、人の体は朝日を浴びるとセロトニンという幸福ホルモンが分泌されるようになっているので、夜行性になってしまうと余計に病んでしまうので注意が必要です。

夜行性が引き金になって、ホルモンバランスの崩れから病んでいる可能性も否定できません。

自傷行為

病んでいる人は、リストカットや頭を机に打ち付けるなどの自傷行為をすることがあります。
衝動的に自分を傷つけ、心の中にある悪い感情を発散しているのです。

子供の頃に虐待を受けていたり、愛情不足で育ったとき、自傷行為をしてしまうことが多いようです。
逆に優等生の完璧主義であるときも、少しの失敗でも自分の中で許容できずに、「こんなダメな自分なんていなくなった方が良い」と考え自傷行為に及ぶこともあります。

命を落とすことも十分に考えられるので、周りの人が自傷行為をしている兆候がある時は気をつけなければなりません。
構ってちゃんだと言われてしまうことが多いですが、本気でこの世から消えようとしているときもあるのです。

SNSで感情を吐き出す

SNSで病んでる内容の書き込みを連投する人は、書くことでストレスを発散しています。
誰かからアドバイスを貰いたいわけでも、励ましてほしいわけでもないようです。

ただ、自分の心が辛い状況を誰かに知っていてほしいという感情は少なからずあるのではないでしょうか。
その中で、もし共感しあえる相手に巡り合えれば心は安定するかもしれませんが、このタイプは大抵避けられるようになってしまいます。

ボランティア活動

病んでる人で積極的にボランティア活動に取り組んでいる人もいます。
人から感謝されたり、必要とされることに飢えているときに最良の判断だと言えるでしょう。

もちろん、殆どのボランティア活動をしている人は感謝されたいという気持ちではなく、単純に善意で取り組んでいます。
しかし、心が病んでいると自覚している人が、人の役に立つことで救われているときもあるのです。

身体を動かしたり、嫌でも人と関わりあうことになるので、病んでる心が回復に向かっていく可能性が高いでしょう。

休みの日に仕事を入れる

病んでる人で家族と同居しているとき、あえて休みの日に仕事を入れることで家族と会わないようにすることもあるようです。
家族に病んでる姿を見せて心配されたくないという思いや、どうして病んでるのかと詮索されたくないということもあるでしょう。

家族に相談できれば最前なのかもしれませんが、大人になって社会生活を送れば親や家族に言えない悩みの1つや2つは出てきて当然ですよね。
仕事以外のことで病んでいるときは、仕事に集中することがストレス発散になることもあるのです。

病んでる人への対応は?

黙って寄り添う

下手な言葉で励ますよりも、黙って傍に寄り添ってあげるのが一番効果のある方法です。
病んでいるときは傷つきやすくなっているので、善意で言った言葉に対しても悪い方向に受け取ってしまうときがあります。

それよりも、ただ何も言わずに傍に居てあげることで安心させてあげましょう。
少しずつ心を開いて、自分から感情を吐き出してくれるようになったら一歩前進。

病んでいるときは、ただ傍に居てくれるだけで心強く、何も言わないで居てくれることほどありがたいことは無いのです。

聞き役に回る

病んでる人が、自分のことや周りで起こっていることを話しスタートしたら、徹底的に聞き役に回ってあげましょう。
話してくれるということは、あなたのことを信頼している証拠。

話を聞いていると、矛盾点に突っ込みたくなったり、自分のことも話したくなるかもしれませんが、一度こらえて気が済むまで吐き出させてあげたほうが良いです。
人に話すことで頭の中が整理されるということもあります。

もし、病んでる人が男性だったときは、そこから一緒に解決策を模索していっても良いでしょう。

ヘルプ信号を見逃さない

基本的にはそっと見守ってあげるのが最善策ですが、病んでる人が何らかのヘルプ信号を出したときはすぐに手を差し伸べてあげましょう。
SNSのつぶやきかもしれないし、表情や服装に出ているかもしれません。

素直に助けを求めたり、甘えたり出来ない性格の人は意外と病みやすいタイプです。
誰にも気付いてもらえないまま、鬱病を発症して最悪の結果に繋がってしまうということもあります。

決して誰かを困らせようとしているわけではないのです。
SNSの返信1つに救われることもあるので、少しでも変化に気付いたら声をかけてあげると良いでしょう。

病んでる人にかける言葉

どうしたの?

何よりもまず、気付いてもらえることが嬉しいと感じる人は意外に多いです。
ちょっとした発言や顔色の変化を気にしてもらえている、気にかけてもらえていると思うだけで、存在意義を感じて救われることもあります。

最初は、「なんでもないよ」と言われてしまうかもしれません。
あまりしつこくするのも良くないですが、少し普段と様子が違う人がいたら「どうしたの?」と声をかけてみてください。

「大丈夫?」と言ってしまうと、「大丈夫」としか返せないので、シンプルに「どうしたの?」と言うのが良さそうです。

辛かったね

病んでる人の多くは、こんなことで悩んでいる自分はダメな人間なんだと自分を責めています。
なので、共感してもらえると肩の荷が下りて、楽になるのです。

共感するといっても、「分かるよ」というのは言わないほうがいいでしょう。
あなたに何が分かるの、と思われてしまうかもしれません。

「辛かったんだね」「苦しかったんだね」とその状況を理解し、一緒に感じてあげるようにすると、心を開いてくれるようになるかもしれません。

偉かったね

人は、いくつになっても褒められると嬉しいものです。
病んでる人は、人を困らせるためにやみくもに病んでいるわけではなく、心のバランスが崩れるまで何かを頑張った人に多いのです。

なので、病んでる人が自分のことを話してくれた時は「偉かったね」「頑張ったね」と認めてあげると良いでしょう。
ストイックな人が多いので、自分はまだ怠けている、頑張り足りていないと自分を追い込んでいるかもしれません。

人に「偉かったね」と言ってもらうことで、張りつめていた心の糸も少しずつ緩んでいくのではないでしょうか。

休んでいいよ

仕事だったり、勉強だったり、家事だったり……頑張りすぎている人は、病んでいることも自覚せずに更に走り続けようとします。
そんな様子が見られたら、「休んでいいよ」と声をかけてあげると良いでしょう。

勤勉な日本人は、休むことはいけないこと、と強く思っている人も少なくありません。
しかし、心身の調子が悪いときは休むことも大事。

意地を張って休まないで頑張り続けようとする人には、「休みなさい」とちゃんと言ってあげることも必要です。
あなたが休んでいる間は私が頑張るから、私の時はお願いね、と一言添えると安心してくれるでしょう。

大丈夫だよ

病んでる人は、精神的にとても不安定な状態ですが、あまり人に甘えられません。
そんなときは、「大丈夫だよ」と言ってあげると良いです。

もっと話して大丈夫だよ、もっと甘えて大丈夫だよ、もっと休んでも大丈夫だよ、私はあなたの支えになれてうれしいから大丈夫だよ、と何度も言ってあげることで、不安が薄れて病んだ心も快方に向かうかもしれません。

味方なのでね

病んでる人は、孤独を感じていることが非常に多いです。
誰も分かってくれない、自分以外全員敵と考えて気を張って生活しています。

なので、最初は警戒して心を開いてくれないかもしれません。
しかし「私はあなたの味方だよ」「何があっても味方でいるよ」と言葉でも態度でも示してあげることで、少しずつ信頼してくれるようになります。

本当は孤独の戦いなんて誰も望んでいないのです。
何があっても味方でいてくれる人が1人いるだけで、大きな支えになれるでしょう。

病んでる人にタブーな行動とは?


病んでる人に対して、頑張れは禁句。
殆どの病んでる人は、心が壊れるまで頑張ってしまった証拠なので、普通の応援がむしろ追い込むことになってしまうのです。

また、「甘えている」「怠けている」など言って責めたり、説教をするのは最悪です。
自分がだめなことは分かっていて、その上で病んでる人が殆どなので、更に病ませてしまうのでやめましょう。

「もっと大変な人は世の中に沢山いるのなので」などと諭すことも、病んでる人を追い詰める行為になってしまいます。
最悪な結果を招かないよう、気をつけて対応しなければなりません。