優しすぎる人の心理7選!【特徴、性格、行動、会話、コミュニケーション】

優しすぎる人の心理や特徴

自分がなく流されやすい

優しいだけではなく過剰に優しすぎる人というのは、「自分」を持っておらず周りの人に流されやすい性格であるとも言えます。

自分自身がどうしたいかはあまり大事ではなく、周りがどうしたいが考えの主体となっているのです。

誰かに喜ばれる行動が第一であり、それが自分自身の考えと反することであっても我慢を我慢と思わずにそちらを優先することが可能です。

周囲の人にとっては決して物事を反対しない、いつも周りの気持ちを優先してくれる優しい人ですが、ただ単に流されているだけども言えるのです。

自分自身が主張するせいで誰かが我慢しなければならない事態が起こることがあってはなりませんし、それならば自分自身の意見を押し殺して周囲に合わせるほうが楽なのです。

しかし、自分自身を犠牲にしているとは考えていません。

そもそもの判断基準、決定基準が「周囲がどうしたいか」なので、我慢を辛いことだとは思わないのです。

よく言えば優しすぎる人ではありますが、結局は誰にとっても都合がいい人でいるということになります。

そのことにまったく自覚がないわけではありませんが、なのでといって誰かと反発してまで意見を押し通すことができません。

コミュニケーションを取るのが苦手

人とコミュニケーションを取るのが苦手で、けれども嫌われたくない、仲間ハズレにされたくないという心理が働いて優しすぎる人になってしまっていることもあります。

会話も上手くないので、誰かと接する時に必要以上に気を使いすぎてしまう節があるのです。

自分自身の発言によって誰かが嫌な思いをしないだろうか。こんなことを言ったら評価が下がってしまうのではないか、どんなことを言ったら相手が喜んでくれるだろうか、などとあれこれと余計なことを考えすぎてしまって、いつも相手の気持ちばかり気にしてしまう言動が目立つようになります。

周りの人と上手くやっていきたいと思っているけれども自分自身にはコミュニケーション能力が足りない、そのことを自覚しているからこそ、いつも相手がどう思っているのか、自分自身がどう思われているのを過剰に考慮した言動が中心になってしまうのです。

何をするにしても相手に対して「大丈夫?」「嫌じゃない?」と機嫌を窺うことが多く、それが周囲の人からしてみるといつも気を使ってくれている優しい人だと思われやすくなります。

ただ、肝心の本人はその場に馴染もうと必死なだけで、自信のなさから来る言動であることがほとんどです。

迷惑をかけないように感情を制御している

優しすぎる人はとても真面目な性格であると見ることも可能です。

周囲の人に迷惑にならない行動を心掛けたり、誰かの負担になることを嫌うので、いつも感情を制御して過ごしているのです。

ストレスを感じたり嫌なことがあっても愚痴を溢すことがなく、弱い自分自身を見せることも嫌なので自分自身を強く抑制する傾向にあります。

喜怒哀楽のうち「怒」と「哀」は表に出すことで周りにいる人達にもマイナス感情が伝染してしまいやすいのですが、それは好ましくありません。

マイナスの感情を出してはいけない、周囲の人に心配をかけるような言動は控えなくてはいけない、そんな真面目な性格から、たとえば苦手な人周囲に嫌われている人、相性が悪くなるべく接触を控えたいような人などでも、自分自身の感情を隠して逆に優しく接することが多いため、そんな態度が優しすぎると評価されやすくなります。

本人からすれば、周囲に迷惑をかけないよう自己防衛のためにやっていることなので、優しいという自覚はあまりありません。

特定の人や出来事に嫌悪感を示して空気を悪くするくらいなら、何に対しても当たり障りなく優しく接するほうが好ましいのです。


自分自身が犠牲になることや損することが多い

優しすぎる人は、自分自身以上に相手のことを思うため、相手が良くなる方法や答えを出す傾向にあります。

例をあげると、仕事で誰かが残業をしなければならない時、周りの人に「今日はやりたくない」「時間がない」と言われてしまうと、自分自身に用事があっても自ら「自分自身が残業するよ」と言ってしまうのです。

なので、日常的に自分自身が犠牲になること、損することが多く、思っている通りに事を進めることが可能でせん。

いつも予定が狂ったり、時間がなくなったりと、満足いくような生活を送れていないことも多いと思います。

しかし優しすぎる人は、自分自身が誰かの役に立っている、誰かが得をしているという状況に喜びを感じるため、こうしたことを不満に思うことは少ないのです。

常に、自分自身以上に誰かのためを思っているその行動に、周りの人は助けられ、時に頼ることもあると思います。

ただし、自分自身の意見を言わない、できないことはできないと拒否しない優しすぎる点に、「自分自身を持っていない」と感じる人がいたり、「人目を気にしている」と思う人もいるため、すべてが良く思われる訳ではないことを頭には入れておきましょう。

周りから使用されやすい

優しすぎるという点はその人の長所であると言える点ですが、時にこの長所を使用されてしまうこともあります。

優しすぎる人は、基本的に人を疑うことをしない、深く追求しないといったように、表面上で解釈してしまうため、人から悪いように使用されてしまうことがあるのです。

例をあげるとミスをした人が、「誰がミスをしたのか」と聞かれ困っていると、「○○さんに言われた」と責任転嫁すること。

ミスをした張本人は、ただ怒られたくないだけ、責められたくないだけというずる賢い理由で優しすぎる人の名前を出すと思います。

しかし優しすぎる人は、そこで「え?」と疑問に思うよりも先に、「そう言ったかもしれない」「そのように聞こえたのかもしれない」と自分自身に非があるように感じ取ってしまうのです。

相手にそうさせてしまったのは自分自身の発言であり、自分自身が原因で相手はミスしてしまったと逆に責任を感じる優しすぎる人。

このように自分自身を責めてしまうタイプが多いため、優しすぎる人は時に使用されてしまうことが多くなるのです。

周りの人からは「便利」「都合が良い」と思われている可能性もあるため、相手を多少なりとも疑う目を持った方が良いかもしれません。


相手の立場になって考えることが可能

優しすぎる人がどうして優しくできるのか、それは相手の立場になって考えることができるからと思います。

「きっと困っているだろう」「自分自身さえ我慢すればこの人は楽になる」と、相手がどんな立場にいて、どんな思いを持っているか、その人の立場になって考えているからこそ、優しすぎる性格になっていると言えます。

誰もが嫌がることを引き受けたり、面倒だと避けたくなることであっても、「きっと相手も同じことを思っているはず」と、相手の目線で物事を見ます。

そこで自分自身が引き受ければ、相手は嫌な思いをしなくて良く、逆に「良かった」と安心することが可能です。

その場の状況だったり相手の話から、その人の気持ちになって寄り添うことが可能なため、相手への思いやりを持った行動をとることが可能なのです。

それによって優しすぎる人は日々、小さなストレスを多く抱えがちですが、相手に押しつける形になるよりは、よっぽど気が楽なのかもしれません。

自分自身中心な考え方、損得による行動ではなく、相手がどう思っているかという相手目線が常に思考の中にあるために、優しすぎる性格になっていると言えます。