気にしすぎる性格の原因
悪いことばかり想像してしまう
気にしすぎる性格の人は、心配性なとろこがあります。
余計なことまで心配するということは、悪い結果ばかりを想像しているということです。
なのでに、いつも何かにおびえてしまって、やりたいことがあってもなかなか前に進めません。
だれかに、背中を押されても、「自分自身には無理かも」、「やっても失敗したらどうしよう」、と考えてしまうのです。
失敗するかもしれない、でもその先には何か得るものがある、というふうに考えることが難しいのです。
もともと気が小さく、繊細であるがゆえに、いろいろなことに対して想像力が働いてしまうのです。
例をあげると、健康診断を受けたあとに、再検査と言われて「重病が見つかったのかもしれない」、などと結果が出るまでにものすごい心配をしてしまい、まるで本当に病気になった人のように過ごしてしまいます。
心配性なのが悪いわけではありませんが、あまりにもいろいろなことを気にして、それも悪い想像ばかりしていたのでは心も体も疲れてしまいます。
気にしすぎる性格は簡単に治るものではないかもしれませんが、悪い想像をしたところで、そんなことはまず現実には起こる可能性はきわめて少ない、と理解することが大事と思います。
他人の評価で生きている
気にしすぎる性格の人は、他人の評価が良くなければ、自分自身の価値がないと考えていることがあります。
小さいころから、親の期待に応えようと一生懸命してきた人で、親の思い通りにならなければ親に叱られたり、不機嫌になられたりしたような環境で育つとこうなることがあります。
大人になるにつれ、他人が自分自身に対する評価もとても気にするようになります。
なのでに、他人が自分自身に対して期待することにこたえようと必死になります。
いつの間にか、他人の顔色をうかがって、「自分自身は期待にこたえられているだろうか」、と評他人の評価ばかり気にする人間になってしまいます。
他人の発言、行動もちょっといつもと違うようなところがあると、「私のしたことがまずかったのかな」、と非常に気にするようになってしまいます。
好きな人ができて付き合うことになっても、「自分自身はこうしたい」、ということがなかなか言えません。
どうしても、相手に合わせる自分自身になりがちです。
気にしすぎる性格の人が恋愛をすると、彼のメールや会う頻度、デートの回数などたくさんのことが気になってしまうと思います。
考えることに時間を長く使ってしまう
気にしすぎる性格の人は、じっくりと考えることが習慣になっていることがあります。
考えすぎたところで、本当に良い選択が可能なともかぎりません。
人生ときには、あまり考えずに直観で動いたほうがいいときもあるのです。
気にしすぎる性格の人は、どんなこともじっくり時間をかけて考えてしまうところがあるのです。
例をあげると、週末の誘いが大事な人からあったとします。
でも約束が先にあって断らなければ難しそう、というとき、断る理由をあれこれ考えてしまいます。
考えていることに時間を長く使ってしまい、他のことに手が回らなくなります。
ただ一言、「ごめん、先に約束があるから難しい」と断ればすむことなのに、「断ったら相手が悪い気をおこさないかな」、「少しでも時間を作って会うべきかな」、などといろいろ考えてしまうのです。
大事な約束のほうは優先したい、と思うのなら、もうあれこれ考えずに「行けない」とはっきり返事をしたほうが良いのです。
どのようなときも、自分自身の気持ちを優先可能なようになれば、考えることに時間を使いすぎずにすみます。
気にしすぎる性格の人は、考えすぎないくらいでいるほうが人間関係もうまくいく可能性だってあるのです。
自己評価が低い
気にしすぎる人は、自己評価が低かったりします。
他の人は、十分に能力があると評価してくれているものの、当人は十分な能力が備わっていないと思い込んでいるのです。
能力が低いと考えていれば、何か間違ったことをしていないだろうかと常に気にすることになります。
また、気にしすぎる人は人の顔色ばかりを窺い、少しでも気になる表情を目撃することで気に病むようになってきます。
このタイプの人は、親との関係がうまくいっていないことが多いのです。
特に、小さいころに親から理不尽に叱られて育っていたり、無関心な状態で育ってきたりしています。
育ち方に大きな問題があるため、大人になってから細かい部分まで気にするようになってしまうのです。
この状態で育ってきた人は、まず自分自身への評価を上げなければいけません。
自分自身には能力がないと思いこむのではなく、周りの人の評価に耳を傾けるようにしましょう。
周りの人たちの声を素直に聞けば、自分自身が一番低く評価を下していたことが分かってきます。
また、育ち方に問題があるとき、なんでも相談可能な年上の友人を作ると心の傷を癒せるようになってきます。
完璧でないと気が済まない
完璧主義の人は、何かと気にしすぎてしまう特徴があります。
なんでも完璧に行わないと気が済まないという人は、ほかの人では気にしない部分にも強いこだわりを見せるようになってきます。
家の状態も、常に完璧に保たれていないと精神的にイライラしてしまうため、掃除も徹底しています。
なので、家の中はいつ訪れても美しい状態を保っていますが、来訪者は生活感のなさに戸惑うことになるのです。
また、完璧主義の人は、普段の生活の中だけではなく、仕事や育児にも手を抜くことがありません。
仕事で部下が失敗をしようものなら、すぐに叱責し責めてしまいがちです。
育児の時についても、子供が思い通りに育ってくれないと不満が溜まってしまい、ついつい細かく指示してしまうのです。
いろいろな点が気になっている人は、本人が息苦しさを感じるだけではなく、周りの人も追い詰めていることに気が付きましょう。
その状態に気が付かないまま生活していると、ある日突然周りからそっぽを向かれてしまいます。
気にしすぎて人に意見したくなる人は、世の中に完璧なものなどないという事実をかみしめましょう。
過去に原因がある
過去にトラウマがあると、ちょっとしたことが気になるようになってきます。
例をあげると、車による事故にあったことがある人は、その事実を忘れることができないため車に乗るときに慎重になってしまうと思います。
また、地震などの災害にあったことがある人は、ちょっとした音に過剰に反応してしまい常に敏感になってしまいます。
このように、過去に起こった出来事にショックを受けていると、何かにつけて気にしすぎる性格が出来上がってしまうのです。
ショックな出来事が原因になった気にしすぎは、時間がたつことで状態が改善してくることもあります。
時間の経過により、心の状態も徐々に回復し、気にしすぎる精神状態も解消されてきます。
少しずつ心が安定してきた時には、それほど心配になることはありません。
ただし、いつまでたって状態が変わらない時には、しかるべき治療を受けるようにしましょう。
状態が一向に変わらないとき、それ以後自己回復することは困難になってきます。
このときには、我慢をしてはいけません。
ちょっとしたことが気になっている原因が、トラウマにあることが分かっているときには、誰かの助けが必要です。
気にしすぎる性格を直したい人の克服方法
完璧な自分自身を捨てる
完璧な自分自身を目指している人は、気にしすぎる人になりやすいと思います。
仕事でも、プライベートでも、理想とする自分自身の姿に近づけようとして気にしすぎてしまうのです。
仕事ならミスを気にして何故ミスが起こったのか、どうすればこのようなことが起こらなくなるのか、誰が悪かったのかを追求しようとする人ですね。
プライベートなら、恋人とデートをしていて予想外のことがあると怒ったり動揺してしまう人です。
自分自身が計画していた通りのデートにならないとすっきりしないのと思います。
そして小さなミスや理想との違いを許せなくて、なんとか理想に近づけようと修正しようとするのですね。
その姿を見た人が、気にしすぎだと思うのです。
いくら本人に能力があっても、気にしすぎてしまう人は人から距離を置かれやすいので人間関係で損をしてしまうと思います。
それを克服するためには手を抜くということを知らなければなりません。
この世にはまあいいかという大変素敵な言葉があります。
なにかトラブルがあった時は、対処した後にまあいいかこんなこともあるだろうと思うようにするのです。
どんなことがあっても、まあいいかですませることが可能なようになれば気にしすぎる性格も直ると思います。
人生を楽しむことを意識する
気にしすぎる人は自分自身でルールをつくってしまっています。
自分自身は仕事を頑張らなければならない、恋人を大事にしなければならない、いい人でいなければならないなど考えるのをやめましょう。
仕事を頑張るのも恋人を大事にするのもいい人でいることも、素晴らしいことです。
しかしそれは自分自身で決めてしまったルールに過ぎず、誰からも指示されているわけではありません。
仕事が嫌いなら無理に頑張らなくたっていいのです。
恋人が嫌いならそれを態度に出したっていいのです。
いい人でいなくたって誰かに怒られる筋合いはありません。
自分自身が目指す人間になろうと努力するのはいいことですが、無理をして気にしすぎていると心の病気になってしまいます。
人はいつかは死ぬのなので、人生なんて楽しんだもの勝ちです。
自分自身の気持ちに素直になって、やりたいことややりたくないことは無理をしてやるのをやめましょう。
自分自身が楽しめるように行動すればいいのです。
その結果、誰かにどう思われようと関係ありません。
他人のことなんて気にしていたら人生を楽しめなくなってしまいます。
自分自身の好きなことをして生きて、自分自身のことは自分自身で認めてあげればいいだけです。
気にしないことを意識する
「余計なことをしたかな」「あの言い方はまずかったかな」など、自分自身が行った行動に対して気にしすぎてしまう、という人は多いです。
あれこれ気にしてしまうということは、逆に考えればとてもまじめな思想を持った人であるといえます。
ですがちょっとしたことでもいちいち気にしていては、先に進むことはできないと思います。
気にしすぎる性格を直したいなら、気にしすぎる自分自身に気づき、「気にしない」ことを意識することです。
「どうしよう」と考え始めてしまったら、一呼吸おいて「大丈夫、大丈夫、気にしない」と自分自身に言い聞かせます。
相手のことを思うからこそ自分自身の言動を気にしてしまうのなので、自分自身の言動に対して気にすることは決してマイナスではありません。
自分自身が思っているほど相手は気にしていないことがほとんどですし、もしかしたらそのことについて何も覚えていないかもしれません。
気にしないことを意識することで、「自分自身はこういう性格なんだ」と再認識すると同時に、これを繰り返すことで少しずつ気にしすぎる性格を克服することが可能なと思います。
気にしていることを冷静に分析してみる
もしあなたが気にしていることがあったとして、それは本当に大事なことなのか、気にすべきことがらなのか、ということを冷静に分析してみることもおススメです。
どんなことをして気にしているのか、どんなことを言ったのか、あるいはしたのか、など、細かく思い返してみましょう。
うまくまとまらないときは、紙などに箇条書きにして書き出してみてもいいかもしれません。
そしてその「気にしていること」に対して、自分自身にとってプラスになることかそうでないことかを追求します。
もし気にすることが効果的であるときは、決して無駄なことではありません。
気にすることによって何かを変えられることであれば、深いところまであれこれ考えてみてもいいと思います。
反対に、考えていてもどうにもならないようなことや、気にしていても何も変わらないことについては、プラスに働くことはありません。
つまり、気にしすぎて悩んだり考え込んだりすることは無駄、ということです。
一度自分自身が気にしていることについてちゃんとと向き合うことで、それ以上気にしなくても良くなるのです。
これを繰り返すことで、自分自身にとってプラスかどうかを判断することが可能なようになります。
気持ちの切り替えが可能なことを見つける
気にしてしまう自分自身をすぐに変えることはなかなか難しく、つい気にしてしまうというのはごく自然なことです。
無理に気にしてしまう自分自身を変えようとせず、気持ちを切り替えることが可能な『何か』を見つけることはとても有効です。
気にしている時間が長ければ長いほど、自己嫌悪に陥ってしまいがちです。
気にする時間を短くしていくことができれば、気にしすぎの克服にもつながります。
すぐに直そうとせずに、気を紛らわせながら気にしていることと距離を取ることで、少しずつ気にする性格を克服していくことが可能なと思います。
曲を聴いたり誰かと会ったり、好きな映画を見る、歯磨きをするということでもいいと思います。
なんでもいいのです。
自分自身の気持ちを気にしていることからそむけることができれば、どんなことでも構いません。
これをすれば気持ちが切り替わるということをいくつか用意しておき、気になることがあるときに実行してみましょう。
それでもまたフッと気にしていることを思い出すことがあるかもしれません。
そんな時は、また別のことをして気を紛らわせてみましょう。
もっと現実を知る
気にしすぎる性格の人は、自分自身の失敗をいつまでも頭の中で考えてしまいます。
また、他人からの評価に敏感で、誰かになにか悪い噂をされているのではないかといった考えを持ってしまいがちですね。
気にしすぎるあまり自分自身の失敗からなかなか立ち直れず苦しんだり、他人の目を気にして被害妄想にとらわれてしまうのです。
ですがそれは気にしすぎる人が見ている世界の話です。
見ている世界と現実は異なることを知るべきと思います。
現実は少し失敗した程度で人生が変わるわけではありません。
些細なことなのにいつまでも悩んだり落ち込んだりして時間を無駄にしているのが気にしすぎる人なのです。
そして、他人は自分自身が思う程自分自身に興味を持ってはくれません。
他人からの評価を気にしていても、他人の目が怖くても、実際は見られていないことばかりです。
人は他人にそれほど興味はありません。
誰もが自分自身が生きていくのに必死です。
気にしすぎる人は、その現実をもっと知らなければなりません。
長い人生を考えたら些細な失敗なんてどうってことありませんし、他人からの視線が気になるのならそれは被害妄想にすぎません。
気にしすぎる性格を克服したいならすぐに意識しよう
気にしすぎる性格の人は、一度思い込んでしまったらそこから抜け出すのがとても難しいものです。
なのでこそ、そうなる前に新しい出来事を増やす必要があります。
1つのことに対して深く考えてしまう前に、新しいことをやってしまい、1つのことへの気にする度合いを薄めるのです。
こうすることで、比較的早く気にしすぎる性格を直すことが可能です。
もちろんそうするためには行動力は必要になりますが、本当に克服したいと思っているのであれば、これこそ考える前にやってみるべきと思います。