部下に好かれる上司と嫌われる上司の違い10選!【仕事、性格、叱り方、職場】

部下に好かれる上司と嫌われる上司の違い

部下への接し方が違う!

部下にとって上司とは、ただでさえ話しかけにくく、気を遣う存在です。

そして、かかわる機会も少ないことが多いです。

ですので、普段の上司の様子が好かれるか嫌われるかを大きく左右します。

まず、嫌われる上司とは、いつもしかめっ面で機嫌が悪そうな人です。

そういう人には部下は近寄りづらいですし、親しくなろうとすら思いません。

一方で好かれる上司とは、いつも笑顔でみんなに気さくなのが特徴です。

自分自身から積極的に部下に挨拶をし、笑顔で話しかけます。

そして好かれる上司は、部下の名前をちゃんとと覚えています。

このように、部下との距離感のとり方が、好かれる上司と嫌われる上司の違いです。

部下のことを気にかけているかどうか

上司の仕事とは、自分自身の仕事だけではなく、部下の管理をすることです。

その管理がちゃんとできているかいないかが、好かれる上司と嫌われる上司の違いとして挙げられます。

まず、好かれる上司とは、積極的に部下に話しかけ、仕事の様子や困ったことがないかなど、いつも配慮をしてくれるのです。

そして、部下が何かに悩んでいるのであれば、相談に乗ってあげたりなど、部下のために時間を割いてくれるのです。

一方で嫌われる上司とは、自分自身のことで精一杯で部下のことは気にかけません。

部下のために労働環境をよくしようなどという考えも全くありません。

このように、両者には部下への面倒見の良さに大きな違いがあります。


叱り方が上手いか下手か

上司というのは必ず部下を叱らなければいけません。

そのときのしかり方で、好かれるか嫌われるかが決まります。

まず、嫌われる上司とは単に怒鳴るばかりで、部下に自信を無くさせます。

また部下のことを考えて叱るのではなく、自分自身の感情だけで説教をするのです。

一方で好かれる上司は、頭ごなしに説教をするのではなく、どこが悪かったのか、をちゃんとと論理立てて叱ってくれます。

そして、一緒に改善策を考えたりなど、部下に寄り添ってその先のことを考えてくれます。

このように叱ったとしても、決して部下のモチベーションを下げず、むしろ頑張ろうを思わせるのが好かれる上司のしかり方です。

部下から嫌われる上司とは

社会人になり数年過ぎると、部下を持つ人が増えてきます。

そこで気になるのが、部下からの評価ですね。

部下から好かれる上司か、嫌われる上司かは実は出世にも響く大きな問題です。

できれば好かれる上司でいたいものですが、残念ながら嫌われる上司も存在します。

ではどうして、嫌われるかというと、部下を大事にしていないからと思います。

部下とは上司の命令に忠実で、歯向かうなんてとんでもないと思っていたら大間違いです。

自分自身も初心に戻り、部下の立場であった時を思い出すと良いですね。

部下は、部下である前に一人の人間です。

怒鳴ったり、部下の手柄を横取りしたり、責任を部下に押し付ける上司はもちろん嫌われます。

社内で自分自身より下の立場である部下に対しても、人としては対等であることを忘れないことが大事です。


部下から好かれる上司とは

部下から好かれる上司は、基本的には温和な性格で責任感のあるリーダータイプが多いです。

温和な性格なので、部下に対しても、怒鳴って怒ることは滅多にありません。

リーダータイプで責任感が強いので、部下の失敗も上司の責任であると考えます。

そして、部下を信じ仕事をまかせ、失敗したらフォローを、成功したら一緒に喜ぶと思います。

好かれる上司は、部下に対して以外にも、周りの社員やアルバイトにも目を配ります。

相手を人として大事にするので、社内でも味方が増え、ますます部下から好かれ尊敬されていきますね。

部下が成長し出世して環境が変わっても、お互いに良い関係でいられると思います。

大事なのは部下に注意する時

仕事をしていく上で、どうしても部下に注意や警告が必要な時があります。

それは仕事上大きなミスに繋がることであったり、社会人としてのマナーだったりと色々です。

誰かが注意しなければ、後々大きな問題となりえるときですね。

誰だって注意や反対意見は嫌なものです。

まして、立場が上の上司から言われると、本当は誤解であったとしても反論もしにくいこともあります。

そして、頭ごなしに怒られると、上司を信用しなくなりイエスマンとなってしまいます。

そうなってしまうとなるべく関わりたくないので、上司と距離を置くようになります。

そうならないためには、注意する時にまずは怒鳴らないことです。

部下の意見も聞き、こちらの意見を伝え、一緒に解決法を考えると良いですね。

社会人としてのマナーを教える時も、上から目線でなく、相手の立場を考えて上手く伝えることが大事です。


感情や精神状態が安定しているかどうか

部下から嫌われる上司で、代表的なタイプの一つが「気分屋」と思います。

その日によって、あるいはその時その時で気分が違い、部下への対応がまったく変わってくる上司は、部下から敬遠されます。

「昨日はあんなにご機嫌だったのに、今日は人が変わったように不機嫌で、あいさつもしない」というタイプです。

そういう上司に対しては、部下はいつも顔色を見ながら仕事をするようになりますから、その部署全体の仕事の成果に悪影響を及ぼすことも少なくありません。

逆に、感情や精神状態が安定している上司、いつでも変わらない穏やかな対応をしてくれる上司が、部下から好かれるのです。

自分自身が最終的な責任を負うことが可能なかどうか

マネジメントスタッフの大きな任務が、「そのセクション内で起きたことの最終的な責任を負う」ということです。

その部署内で何か大きなトラブルが起き、そのことによって他の部署や社外に迷惑をかけたとしましょう。

たとえ自分自身は直接そのトラブルに関与していなくても、「自分自身の責任」として対応策を考え、率先して処理に当たり、最終的に頭を下げるのが、上司としての責務なのです。

それが可能な上司、いざとなったら腹をくくって自分自身が泥をかぶることが可能な上司が、部下から好かれる上司です。

反対に、「それはおまえの責任だ」と部下を突き放したり、「自分自身は関係ない」と逃げたりする上司が部下から嫌われることは、言うまでもないと思います。


叱り方・ほめ方が上手か下手か

部下を正しく指導し、より向上させるように導くのも、上司としての大事な任務です。

なので、時には厳しく叱る必要も出てくると思います。

部下のモチベーションをアップさせるために、ほめることも当然あります。

そのときの、叱り方・ほめ人の上手下手によっても、部下から好かれるかどうかが決まってくるのです。

よく言われることですが、「叱る時は、他の人のいない所で。ほめるときは大勢の前で」というのが、叱り方・ほめ人のコツと言っていいと思います。

つまり、それが可能な上司が部下から好かれる上司、できない上司が嫌われる上司ということになります。

大勢の前で怒鳴り散らしたり、ねちねち長い説教をするような上司が、好かれるはずがありません。