開き直る人への対処法、開き直る性格の人の心理7選!【性格、仕事、職場】

開き直る性格の人の心理

悩んだり考えても意味がない

何かで問題が起きたり悩みを抱えた時、「どうしよう」「こうしないといけないかな」と考えすぎてしまうことがあると思います。

つい真剣に考えてしまう人、気にしやすい人は、この考えすぎてしまう状況からなかなか抜け出すことが可能でせんが、開き直る人は「考えていても意味がない」と自分自身に言い聞かせるようになるのです。

確かにどのように行動すべきか、どのような判断をすべきかということは考えたり悩んだりしなければならないものかもしれませんが、ずっと引きずったり深く考えたからといって、問題自体が解決する訳ではありません。

それに早い段階で気付けた人は、開き直ることが可能なということなのかもしれません。

「こんなに悩んでも意味がない」「こんなに考えたところで思うようにならないかもしれない」と気付き、早々と開き直る人。

やってみればなんとかなる、やってみないと分からないという考えを持っているのと思います。

悩んだり考えても意味がなく、実際に向き合ったり行動することで解決に繋がると思っていることが開き直りに見えるのかもしれません。

悩みを持ち込まない、長く持ち続けないというスタンスがあるのと思います。


面倒くさいことが嫌い

元々面倒なことが嫌い、適当にしていきたいと思っている人は、何かにぶつかった時、開き直ることが多いです。

自分自身で答えを出さなければならない、考えなければならないという思いは感じつつも、ややこしいことになったり複雑化してしまうことで、面倒に感じてしまうのです。

開き直ってしまうのは、頭の中が混乱し答えが出せず、モヤモヤした気持ちになってしまうからであり、そのモヤモヤした状態に「面倒」と感じます。

一度面倒だと感じてしまえば、例え人との縁を切ることになっても、開き直ることもあると思います。

そのときには「この人と関わると面倒なことになる」「いつもこの人とは問題が起きる」と感じており、その人自体が面倒に感じてしまえば、急に関係を絶ちきることもあります。

何かを築いたり続けたりということよりも、面倒か面倒じゃないかに重きを置いているため、あっさりとした人付き合いを好む傾向にあります。

このようなタイプの人に相談しても、「面倒くさい」と思われる以外にも、関わること自体に面倒だと思われてしまうため、適当に感じるような行動や発言があったときには、開き直るタイプだと認識して、浅い付き合いをしていった方が良いと思います。

誰にどう思われても良い

ある程度の大人になると、人からの評価や思いを気にして、我慢した行動や気遣いを見せるようになります。

ただ当然、本来の自分自身を出せないことが続けば、ストレスになり、悩みにも繋がると思います。

開き直る人は、基本的に「どう思われたって良い」という感覚を持っています。

「こうしたらあの人にこう思われるかも」と気にして自分自身をセーブするのではなく、「誰にどう思われたって、自分自身がこうした方が良い」と自分自身を主体にして考えている人が多く見られるのです。

誰かに嫌われる、誰かに悪く思われると気にするのではなく、本来の自分自身を出すことの方を大事にしている人。

開き直るのは、自分自身への評価や思いを気にしているのではなく、自分自身がしたいようにできているかを考えるからであり、その人にとっての自然体でもあると言えると思います。

一見開き直りで周りに迷惑や負担をかけているかのようにも見える人ですが、その人自身は自分自身のしたいように、思っているように行動できているため、後悔や反省というものは少ないです。

周りの人、他人のことよりも、自分自身のことを大事にしていて、人からの評価や思いを気にしていないことから、開き直って見えるのと思います。


開き直る人への対処法

責任があることを理解させる

開き直る人の特徴として、自分自身のミスから展開される流れが理解できない方が多いです。

社会に出れば自分自身の仕事に責任を持つことを強いられますし、仕事以外にも人間関係や趣味といった一見関係無い事柄でも、責任によって均衡が保たれるのです。

なので物事への関心を当事者に問いかけつつ、一緒に打開策を考えることが、責任があることを認識させる方法です。

何故開き直る性格をしているのか、本人でも理解していないことが多い。

なので開き直ることについて厳しく指摘しても、かえって逆効果となってしまいます。

指摘する側も一度冷静に考える必要がありますし、闇雲に怒鳴ったり人格を否定するような言葉、行動は絶対にしてはいけません。

時間が掛かっても良いから、少しずつ責任を自覚させることを目指しましょう。

そうすることで信頼が生まれますし、開き直る癖が何故あるのかを自分自身で考えるキッカケを作ることも可能です。

本人の認識を高めること、さらには本人以外の人間も改善策を考えること繋がります。

個人以外にも、組織全体で指導することも一つの手で、他者の協力も必要不可欠です。


コミュニケーションを取る

コミュニケーションによって、開き直る性格を考えさせることも可能です。

一人以外にもて、関連する人物を集めて「ここはこう思う、あなたはどう考える」といった問いかけを行います。

身近な人物はもちろん、学校の教師や社会人なら上司など、目上の方にも協力してもった方が効果があると思います。

開き直る人の根本にあるのは、開き直ることによって自分自身に非が無いことを証明しようとする意思です。

なので他者に対して迷惑行為をしても、自分自身は悪くないと開き直ろうとする。

中には自分自身が悪いと自覚すら無い方もいますが、コミュニケーションを取ることで、他者に与える影響を認識させることも大事なのです。

人との出会いで考えが変わるように、コミュニケーションによって本人に問題を提示し続けることも、意識を変えるキッカケになります。

開き直る方は多方面から嫌われている可能性があります。

しかし、積極的にコミュニケーションを取ることで、他者からどう思われているのかを意識させることに繋がるのです。

開き直る人の対処に困ったら、是非コミュニケーションを取りましょう。


開き直る人の意見を尊重する

多くの方が「何故、迷惑を受けている人の意見を尊重しなければならないのか」と疑問に思うことは承知です。

しかし、本人の意見や考えを理解することも大事ではないしょうか。

一方的に「あなたが悪いから」と言っても何も解決にはなりませんし、開き直る人の意見を無視する形になってしまいます。

どんなに疑問に思う意見でも尊重することで「どうして、その考えに行きつくのか」など、本人について理解することが可能なのです。

理解できれば解決策を模索しやすくなり、本人や他者にとって険悪な関係性を壊せる可能性もあります。

意見を尊重すれば「私の意見を良く聞いてくれる」と思われますし、開き直る性格について反省する環境を作ることが可能です。

尊重することによって本人もこちらの意見を尊重し、良い関係性を構築しやすくなるのです。

人間関係は非常に難しい問題ではありますが、関係を保つために最も有効な手段は他者を尊重することではないと思いますか。

開き直る方への対処法で「これだ!」という方法はありませんが、コミュニケーションと本人を否定せずに尊重することが大事なのです。


開き直る方法

人生には複数の選択肢があると考える

精神的に追い詰められて、にっちもさっちもいかないように感じたときは、「人生には必ず複数の選択肢がある」と考えるといいと思います。

たとえば、職場の上司からパワハラを受けて、精神的に参ってしまったとします。

人間、そのような状態に陥ると、四六時中、その上司のことばかり考え、その上司と自分自身との関係にこだわりすぎてしまうものです。

そうしたこだわりは、ますます自分自身を苦しくさせてしまうことにしかなりません。

ぜひ、一度冷静になって、客観的に考えてみてください。

上司と自分自身の関係は、不変なものではありません。

たとえば、転職をすれば、上司との人間関係は消滅するわけです。

つまり、「転職」という選択肢を選ぶことによって、今持っている問題はまちがいなく解決されます。

そのほかにも、社内異動を申し出たり、結婚して専業主婦や専業主夫になることで、問題解決をするという方法もあると思います。

このように、人生には選択肢が複数あると考えることができれば、開き直って、「パワハラ上司と対決することも辞さない。ときによっては会社側に訴える」という気持ちになれるに違いありません。

そのような気持になれれば、精神的な辛さはまちがいなく軽減されるのです。


命まで取られるわけではないと認識する

人生において、ほんとうの意味で「取り返しがつかないこと」は、二つしかありません。

それは、命を取られることと、人の命を奪ってしまうことです。

それ以外のことは、どんなに大きなアクシデントだったとしても、「生きている」ということに間違いはないのなので、また別の人生を歩むことも可能なと思います。

人間関係に悩み、苦しい思いをしているときなどには、ぜひ、「何が起きたとしても、命まで取られるわけではない」という認識を持つようにしてください。

たとえば、パワハラ上司に苦しめられていて、「転職したいけど、家族を養うために仕事を辞めるわけにはいかない」と考えたとしましょう。

それは、つまり「仕事を辞めれば、取り返しがつかないことになってしまう」という恐怖心による、ネガティブな考え方です。

しかし、これは間違った思い込みにすぎません。

上司とぶつかっても、それだけで懲戒解雇になることは、まずないと思います。

上司と衝突したことで、仮に仕事を辞めることになったとしても、次の仕事を探せばいいだけのことです。

生きてさえいれば、別の人生を歩むこともじゅうぶんに可能なのです。

「命まで取られるわけではない、生きてさえいればどうにでもなる」と考えること、これが開き直るための方法ということになると思います。